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関西支部9月 月例会 「谷口伊三美氏 退職記念例会 『生活保護、最前線~ゆれうごく生活保護制度、今、争点は何か~』 」

日時

令和元年9月26日(木曜日) 19:00~21:00

※大阪市域に「特別警報(種類は問わず)」または、台風の接近等により「暴風警報」が午後4時時点で発令された場合は会場が臨時休館となるため、中止となります。

テーマ 生活保護、最前線~ゆれうごく生活保護制度、今、争点は何か~
講師 吉永純氏(花園大学社会福祉学部教授)
谷口伊三美氏(元東淀川区役所)
場所 大阪市立総合生涯学習センター 第4研修室
参加費 300円

谷口伊三美氏は、1985年から34年にわたり、大阪市東淀川区役所にて主に生活保護担当として勤務してこられました。1993年には当事者とともに大阪ダルクを開設、2014年からは困窮世帯の学習支援事業を立ち上げられました。ASW協会においては、全国理事、副会長として私たちを牽引し、法人化を達成されるなど、協会活動の充実に尽力してくださっています。今春、退職を迎えられましたが、引き続き活躍されておられます。

9月の月例会では、長きにわたり生活保護の現場を見つめてこられた谷口氏が企画、「生活保護、最前線」をテーマとしました。最後のセーフティーネットとして、依存症からの回復にとっても欠かせない生活保護制度ですが、生活扶助基準は、2013年8月から2015年4月まで段階的に引き下げられ、今また昨年より三年にわたる引き下げが行われています。さらに二度にわたる法改正も実施され、63条債権の非免責債権化など利用者に不利な改正(?)も行われています。一方、自動車の保有問題や生活保護世帯の子どもの大学進学問題が焦点化し、取り扱いの改善を求める動きも大きくなっています。大きな変化の中にある生活保護制度。

最新の情報と改善への課題を共有します。前半は公的扶助研究会の会長である吉永さんの講義、また後半では吉永さんとともに、谷口さんが生活保護制度と現場状況について語られます。またとない機会ですので、多くのご参加をお待ちしています。

吉永純さんプロフィール

花園大学社会福祉学部教授(公的扶助論)、全国公的扶助研究会会長、日本社会保障法学会理事。1979年京都大学法学部卒業、2010年京都府立大学大学院博士後期課程修了、博士(福祉社会学)。
1982年京都市役所に入り福祉事務所を中心に、生活保護ケースワーカー(12年6 ヶ月従事)をはじめ生活保護事務、生活保護監査、ホームレス支援、介護保険事務などに携わる。2006年花園大学社会福祉学部助教授を経て2008年から現職。
著書『生活保護の争点』(高管出版、2011年)、『生活保護「改革」と生存権の保障』(明石書店、2015年)
共著『現代の貧困と公的扶助』(高菅出版、2016年)など

懇親会のご案内

講演会終了後、会場近辺にて懇親会を行います。懇親会会場の予約のため、
9/21までに事前のお申込みをお願いします。

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協会に関する問い合わせ、後援依頼等は以下のアドレスまたは住所にお願いいたします。
〒239-0841 神奈川県横須賀市野比5-3-1
独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター内 医療福祉相談室
日本アルコール関連問題ソーシャルワーカー協会事務局担当宛
japanasw@gmail.com
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